Bread Pudding ブレッドプディング
日本ではパンプディングと呼ばれている、残ったパンをカスタード液につけて焼いたお菓子のことを、アメリカではブレッドプディング (bread pudding) と呼びます。作り方は、ほとんど同じですが、アメリカのブレッドプディングは、日本のパンプディングに比べると、パンを少し長めにカスタード液に浸して、パンの原型が残らないくらいにして、焼くことが多いような気がします。様々なフルーツやナッツをたっぷりと入れるので、ちょっとしたディナーのデザートにも十分に通用するくらいに、豪華な一品になります。
そのままでも十分美味しいですが、今回はピーカンを使った、アメリカ南部式のプラリネソースを添えています。このアメリカ式のプラリネソースは、とても簡単に作れるので、覚えておくと便利なソースです。
最初にカスタード液を作ります。卵、牛乳、シナモン、ナツメグ、三温糖、バニラエキストラクトを入れて混ぜ合わせます。バニラエキストラクトは、入れなくても構いません。
パンを準備します。食パン、フランスパン、ブリオッシュなど、パンの種類は何でもいいです。古くなって乾燥したパンの方が、カスタード液を吸収しやすく、美味しいブレッドプディングが作れます。
カスタード液にパンを入れて、30程度をおいて、よくカスタード液を吸収させます。
他の材料を準備します。レーズンはお湯に浸してふやかしてから、水気をきっておきます。缶詰の黄桃は水気を切ってから、角切りにします。ナッツは粗目の微塵切りにします。材料は基本的に手元にあるものを臨機応変に使うことができます。フルーツは、缶詰のパイナップルやチェリーなどを使ってもいいし、フレッシュな林檎や苺、ベリーなどでもいいです。ドライフルーツはクランベリーや無花果などでも同様に使えます。ナッツも、胡桃、ピーカン、アーモンドなど、好みのものを組み合わせるといいでしょう。
全ての材料を軽く混ぜ合わせます。
軽くバターを塗った耐熱の容器に、生地を流し入れます。
摂氏180度に温めたオーブンで、45分程度、軽く表面に焦げ目がつく程度に焼きます。
プラリネソースを作ります。無塩バター、生クリーム、三温糖、モラセスを鍋にいれて、中火にかけます。モラセスがない場合は、三温糖の代わりに、黒砂糖を使ういいと思います。
バターが溶けたら、ウイスキーを入れて、アルコールを飛ばしまて火を止めます。ウイスキーの代わりに、ラム酒やブランデーを使ってもいいし、もちろん入れなくても構いません。
軽くトーストして微塵切りにした、ピーカンを加えて、軽く混ぜ合わせれば出来上がりです。プラリネソースは、パンケーキやチーズケーキ、フレンチトースト、アイスクリームなどに添えても絶品です。
Bread Pudding ブレッドプッディング
調理時間 :摂氏 180度のオーブンで 45-50分
難易度— :★★☆
•三温糖 ———————————- 45 g
•牛乳 ————————————– 535 ml
•バニラエクストラクト ——– 小匙 1
•シナモン (粉) ———————- 小匙 1
•ナツメグ (粉) ———————- 小匙 ¼
•フランスパン、ブリオッシュ、食パンなど — 205 g
•干し葡萄 —————————— 大匙 4
•黄桃(缶詰 425g) —————- 1 缶
•ナッツ (ピーカン、胡桃、アーモンドなど) 60 g
•ピーカンプラリネソース☆ —- 235 ml
❷パンを1.5センチ程度の角切りにしてから、❷ のボールに入れる。30分程度おいて、よく卵液を吸収させる。
❸オーブンを摂氏180度に温める。
❹レーズンはお湯に浸してふやかしておく。缶詰の黄桃は水気をきって、角切りにする。ナッツは粗い微塵切にする。
❺❹ のレーズン、ナッツ、缶詰の黄桃を❷ の卵液に加えて、軽く混ぜ合わせる。
❻焼型にバター(分量外)を塗り、❺ の生地を流しいれる。
❼温めておいたオーブンで、45分程度、表面に焦げ目がつき、中まで火が通るまで焼く。
☆ Pecan Praline Sauce ピーカンプラリネソース
調理時間 :ガスコンロの上で5分
難易度— :★★☆
•無塩バター ————————— 55 g
•三温糖 ———————————- 45 g
•モラセス —————————— 大匙 1
•生クリーム ————————— 60 ml
•バーボンウイスキー ———— 小匙 2
❷無塩バター、三温糖、モラセス、生クリームを鍋に入れて。中火にかける。バターが溶けて沸騰してきたら、ウイスキー入れて、アルコールを飛ばしてから、火を消す。
❸❶ のピーカンをソースに加えて、軽くかき混ぜる。