
Chicken Pita Bread Sandwich チキンピタサンド
ピタパンは中東地域や地中海域でよく作られているフラットブレッドです。ピタパンの生地は、インドのナンととても似ていて、もちもちとした食感が持ち味で、スパイシーな食材ととてもよくあいます。ピタパンを半分に切って、中の空洞部分に具材を詰めたピタサンドは、シンプルなパンが食材の美味しさをひきたて、食べやすく、見た目も美しいです。
ピタサンドに入れるものは、基本的には何でもよいのですが、今回は、モロッコ風のスパイスで味をつけた鶏肉をメインにして、タヒニ入りのヨーグルトソースを添えました。

最初に鶏肉をマリネします。食べやすい大きさに切った、鶏胸肉をスパイスと塩、三温糖、オリーブオイルによくなじませます。スパイスは、パプリカ、カイエンヌペッパー、オレガノ、クミン、ジンジャーパウダー、シナモン、黒胡椒を使っています。必ずしも全てのスパイスを入れる必要はありませんが、シナモンとクミンをなるべく入れた方がいいと思います。

マリネした鶏肉は30分から2時間程度、乾燥しないようにラップをして、ねかします。あまり長時間マリネすると、味が濃くなりすぎるので、注意します。

フライパンを中火にかけて熱したら、マリネした鶏肉を焼きます。

両面を焼いて、中まで火が通れば出来上がりです。

ヨーグルトとタヒニペーストを混ぜ合わせて、ソースを作ります。タヒニペーストは、白胡麻を摩り下ろして、オリーブオイルを混ぜ合わせたものですので、市販の白胡麻ペーストを使って作ることが出来ます。また、すりごまやいりごまを使って、フードプロセッサーでペーストにしても作れます。フードプロセッサーを使うときは、少しずつ、オリーブオイルを加えながら、硬さを調節します。


野菜は好みのものを用意します。今回は、胡瓜、トマト、パプリカ、玉ねぎ、ブラックオリーブ、イタリアンパセリを使いました。

ピタパンを半分に切って、中に野菜と鶏肉を満遍なく詰めます。上から、ヨーグルトソースをかけて出来上がりです。

- 鶏胸肉 1 枚
- パプリカ 大匙 1
- カイエンヌ ペッパー 小匙 ½
- クミン(粉) 1 小匙
- オレガノ 1 小匙
- シナモン(粉) 1 小匙
- 黒胡椒 ½ 小匙
- ジンジャーパウダー ½ 小匙
- 三温糖 小匙 1
- 塩 小匙 1
- オリーブ オイル 大匙 1
- きゅうり 1 本
- トマト(中) 1 個
- パプリカ(中) ½ 個
- 玉ねぎ(小) ¼ 個
- ブラックオリーブ(種無し) 15 g
- イタリアンパセリ 1 枝
- プレーンヨーグルト 60 ml
- タヒニペースト 大匙 2
- ピタパン 3 枚
- 鶏肉は食べやすい大きさに切り、スパイス、塩、三温糖、オリーブオイルをまぶす。乾燥させないようにラップをして、30分から2時間程度ねかす。
- フライパンを中火にかけて熱し、1.の鶏肉を焼く。
- 野菜はそれぞれ、ピタパンにはさみやすい大きさに切る。
- ヨーグルトとタヒニを混ぜ合わせる。
- ピタパンを半分に切り、1.の鶏肉と野菜を詰める。上から、4.のヨーグルトソースをかける。
Pita Breads ホシノ天然酵母で作るピタパン
- ホシノ天然酵母(生種起こしをしたもの) 25 g
- 水 235 ml
- 蜂蜜 小匙 1
- 強力粉 460 g
- 塩 小匙 1
- オリーブ オイル 大匙 2
- 生種起こしをしたホシノ天然酵母に、35度に温めた水を加えて、350 mlになるように調整する。さらに、蜂蜜を加えてよく混ぜ合わせる。
- 小麦粉と塩をよく混ぜ合わせ、1の生種を少しずつ加えて、生地を一つにとめる。
- 生地がなめらかな状態になるまで、よくこねる。5分程度捏ねたら、オリーブオイルを加えて、さらに捏ねる。生地が軟らかすぎるようだったら、小麦粉を少量加えて調節する。
- 生地を丸く整えたら、軽く霧吹で水をかけて、ボールにラップをする。温かい室内において、生地の容量が焼く2倍になるまで、発酵させる。
- 発酵した生地をおしつぶして、空気を抜く。生地を8当分にして丸めて、30分ほどねかせる。
- 生地を7ミリ程度の厚さの円形にのばす。
- オーブンを摂氏220度に温める。
- 6. の生地を、オリーブオイルを薄くひいたフライパンで、両面に軽く焦げ目をつける。その後、すぐ温めていたオーブンにフライパンごと入れて、4分程度焼く。この作業を繰り返す。