Chickpea and Bulgur Wheat Salad ひよこ豆とブルグルのサラダ

ブルグルは、トルコなど中東地域でよく食べられている挽き割り小麦で、ほとんどが、パスタやクスクスなど原料となるデュラム小麦から作られます。パンやお菓子に使われる一般的な小麦粉に比べると、粘り気が少なく、ぱさぱさとしているのが特徴です。ブルグルは、予め火を通したものを乾燥させているので、クスクスのように、お湯で戻すだけで食べることが出来る、便利な穀物です。細挽き、粗挽き、粒状のものが売られており、用途に合わせて選びます。タブーレに利用されるのは、クスクスに似た細挽きのものが好んで使われます。

今回は、小麦粉の形状が残った、粒状のブルグルを使い、ひよこ豆とあわせて、地中海風のサラダを作りました。穀物と豆類が入っていることで、たんぱく質が手軽に摂取できる、典型的なヴィーガンサラダですが、もちろんヴィーガンでない人にとっても、腹持ちがよく、食べ応えがあるので、満足できるサラダであることは間違いありません。

粒状のブルグルも、細引のブルグルも使い方は同じで、ブルグル小麦の2倍程度のお湯やベジタブルブロスなどで、戻してから使います。沸騰させた、お湯またはブロスとブルグルをボールに入れて、ラップなどで蓋をして、20分ぐらいおきます。

ブルグルが軟らかくなったら、フォークなどで軽くほぐしておきます。ブルグルが軟らかくなったのに、水分がまだ残っているようだったら、ざるにあけて水気を切ります。逆に、水分を全て吸収しているので、まだブルグルが硬いようであったら、お湯をつぎ足して、さらにふやかします。

今回は、先にトマトだけを少量の塩をふって、予め水気を少しだすようにします。これはブルグルに、トマトのうま味を吸わせるようにするためです。

水気を切った缶詰のひよこ豆、ピーマンと玉ねぎのみじん切りを加えます。さらに、イタリアンパセリやミントなどのハーブの 微塵切りと軽くトーストしたナッツを少量加えます。ナッツは、今回は胡桃を使いましたが、松の実やカボチャの種、ヒマワリの種などでもいいと思います。歯ごたえのあるものを加えると、アクセントになります。またハーブもバジルやパクチーなど、手元にあるものや好きなハーブを自由に使えます。地中海風のサラダは、種類は何であれ、香りのあるハーブをたっぷりと加えることがポイントです。今回は乾燥したオレガノを加えています。その他の野菜としては、胡瓜やオリーブ、コーンの缶詰などを加えてもいいです。

ドレッシングの材料を器に入れて、軽く混ぜ合わせます。レモン汁、オリーブオイル、塩、黒胡椒、パプリカを使っています。

全ての材料をドレッシングであえて、器に盛り付けます。

盛り付けてから、表面にハーブとナッツを少量トッピングします。

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