
Lemon Poppy Seed Muffins レモンポピーシードマフィン
アメリカのベーキングでは、ケシの実を乾燥させたポピーシード (poppy seed) が、よく使われます。とくに、ポピーシードは柑橘系の果汁との相性がよく、レモンとポピーシードの組み合わせた、パウンドケーキやクッキーなど、様々なお菓子に使われます。ほのかなレモンの酸味と、ポピーシードのぷちぷちとした歯ごたえが特徴で、ポピーシードとレモンが入ったマフィンも、とてもよく作られています。
ケシの実は、日本でもスパイスとして使われ、白いものは七味唐辛子の材料になっています。アメリカのベーキングに使われるのは、主に黒いケシの実で、日本ではブルーポピーシードと呼ばれることが多いです。確かに、ちょっと青みがかった色合いです。

マフィンは、マフィン型に直接油脂を塗って使うか、ベーキング用のシートやシリコン加工をした、グラシンカップなどを敷いて使います。今回はベーキング用の紙を、マフィン型と同じくらいの大きさのグラスをあてて、折り目を付けてから使っています。ベーキングシートを15センチ四方の正方形に切ってから、マフィン型より少し小さい大きさのグラスを使うと上手くいきます。


アメリカのマフィンの作り方は、基本的には皆同じで、最初に小麦粉などの乾燥した材料を混ぜ合わせてから、卵や牛乳などの液体の材料を加えるようにして、生地を作ります。まず、ボールに小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、塩、砂糖、ポピーシード、摩り下ろしたレモンの皮をボールに入れて、泡立て器などで混ぜて、粉や重曹の塊がなくなるようにしておきます。レモンの皮はゼスターという、専用のおろし金を使うと上手く摩り下ろせます。

別のボールに卵、プレーンヨーグルト、牛乳、レモンの果汁、食物油を入れて混ぜます。


粉類を混ぜ合わせたボールに、液体の材料を加えます。

スパーチュラなどでかき混ぜて、生地を一つにまとめます。あまり練りすぎないようにしておきます。

用意した、ベーキングシートの中心に、アイスクリームディッシャーなどを使って、生地をのせます。

マフィン型に生地を移動させて、中央の部分をスプーンで押さえながら、形を軽く整えます。


マフィン型が余ったら、水を入れておくと、マフィン型の劣化を抑えることができます。

摂氏200度に温めたオーブンで、20分程度焼きます。表面に軽く焦げ目がついて、爪楊枝などを刺して、生地がつかなければ焼き上がりです。

ラックの上にあけて、マフィンを冷まします。


- 薄力粉 360 g 又は 中力粉 330 g
- 砂糖 40 g
- ベーキングパウダー 小匙 1 ½
- 重曹 小匙 ½
- 塩 少々
- ブルー ポピーシード(麻の実) 大匙 3
- レモンの皮(摩り下ろす) 小匙 1
- レモン汁 80 ml
- 卵 1 個
- プレーンヨーグルト 80 ml
- 牛乳 180 ml
- 植物油 大匙 3
- オーブンを摂氏200度に温める。
- 小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、砂糖、塩、摩り下ろしたレモンの皮、ポピーシードをよくまぜあわせる。
- 2.の粉類に、摩り下ろしたレモンの皮、ほぐした卵、牛乳、ヨーグルト、レモン汁、植物油を混ぜ合わせる。
- ベーキングシートなどを敷いたマフィン型に、3. の生地を満遍なく入れ、軽く焦げ目が付くまで、20分~25分焼く。