Orange Iced Tea オレンジアイスティー

紅茶を冷たくして飲む、アイスティーは、アメリカの南部が発祥と言われています。冷凍庫がまだ珍しかった時代、氷でお茶を冷やすというのは、かなりの贅沢であり、アメリカ南部特有のおもてなしでした。アメリカ南部式のアイスティーは、砂糖だけが入っているシンプルなアイスティーが一般的ですが、フルーツを加えたフレーバーティのレシピもいくつかあります。アメリカのオレンジの風味をつけたアイスティーは、オレンジジュースをかなり加えるものが多く、紅茶とオレンジジュースの中間的な飲料という感じです。

今回作ったレシピは、オレンジの果汁は加えないで、オレンジの皮だけで風味付けをした、アイスティーです。レモンやオレンジなどの柑橘系の果汁を加えると、紅茶の色が濁るのですが、皮だけを使うので、紅茶の風味も存分に楽しめます。

最初に、オレンジの皮を使ったシロップを作ります。1個のオレンジから、十分な量のシロップができます。残ったシロップは、紅茶に入れるほか、お菓子の飾りつけに使ったり、皮をきざんでお菓子の生地に加えることもできるので、多めに作っておいて、損はありません。

オレンジは、皮が厚めの品種を使います。白い部分は苦いので、出来るだけ外側の黄色い部分だけをそぐようにして、皮をむきます。

キッチンバサミで細長く切ります。幅3ミリ程度の太さで、そろえるようにします。

鍋に水、砂糖、オレンジの皮を入れます。

かき混ぜながら、中火にかけて、火を通します。沸騰したら、火を弱めて、3分程度煮て、香りをシロップに移します。

出来上がったシロップは、密封容器に入れて、冷蔵庫で保存します。

紅茶を作ります。ティーポットに紅茶を入れて、お湯を注ぎ、濃いめの紅茶を作ります。

好みの甘さになるように、オレンジのシロップとオレンジの皮を少量加えます。

グラスに氷を入れます。

紅茶を注ぎます。

好みで、ミントの葉や、薄切りにしたオレンジを添えます。

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