
Pumpkin Muffins パンプキンマフィン
アメリカの秋の味覚を代表するものにパンプキンがあります。パンプキンを使ったパンプキンパイは、収穫祭になくてはならないデザートです。今回は、パンプキンのピューレを使って、マフィンを焼いてみました。スパイスと黒砂糖が効いている、濃厚な味付けのマフィンです。

アメリカのパンプキンは、皮がオレンジ色をしていて、緑色の日本の南瓜とは、少し風味が違います。パンプキンを予めピューレ状にした缶詰が手軽に手に入るので、これを使ってお菓子を作ることが多いです。アメリカと同じ缶詰は、時期によっては日本では手に入りにくいので、日本の南瓜を使ってペーストを作ったり、また類似した製品で同じように作ることができます。
最初に、小麦粉と三温糖、スパイス、塩、ベーキングパウダー、重曹をボールに入れて、小麦粉の砂糖の塊がなくなるように、よく混ぜ合わせます。スパイスは、パンプキンパイで使う、ジンジャーとシナモンをベースにして作るミックススパイスを使っています。全てのスパイスの種類がそろわない場合でも、シナモンだけ、もしくはシナモンとジンジャーパウダーだけでも、十分美味しいです。


続いて、ピーカンや胡桃など、刻んだナッツを加えます。好みで、レーズンなどのドライフルーツを入れてもいいと思います。

パンプキンのピューレ、卵、植物油、モラセス、ヨーグルト、牛乳を別のボールに入れて混ぜ合わせます。モラセスがない場合は、省略してもいいし、メープルシロップを代わりに入れても大丈夫です。

混ぜ合わせたパンプキンピューレを、粉類を入れたボールに入れて、生地を一つにまとめます。パンプキンピューレの状態によっては、生地が硬めかもしれません。

その場合は、牛乳を少しずつ加えながら調節してください。

グラシンカップを敷いたマフィン型に、生地を満遍なく入れます。

トッピングはなくても構いませんが、今回は、ストュルーセルトッピングを作りました。好みで、かぼちゃの種をのせてもいいと思います。
小麦粉、三温糖、シナモンをボールに入れて、混ぜ合わせます。

さらに、無塩バターを加えて、バターの塊がなくなるまで、泡立て器などを使って、練りこんでいくようにします。

全体的に、パサパサとした感じになれば出来上がりです。トッピングが余った場合は、冷蔵庫で保存して、またマフィンなどを作るときに使えます。


摂氏200度に温めたオーブンで、生地に軽く焦げ目がつくまで焼きます。

焼き上がったら、ラックの上で冷まします。

- 薄力粉 295 g 又は 中力粉 270 g
- 黒砂糖 大匙 3
- ベーキングパウダー 小匙 1
- 重曹 小匙 ½
- 塩 少々
- ピーカン 又は 胡桃(みじん切り) 60 g
★
Pecans: アメリカ南部に広く自生している、ピーカンパイをはじめ、南部料理に幅広く利用されているナッツ。味は胡桃に似ているが、胡桃よりはややさっぱりとしている。
- パンプキンパイ スパイス 小匙 1
★
Pumpkin Pie Spice: シナモン、ジンジャーパウダーをベースにしたミックススパイス。その名のとおり、パンプキンを使ったお菓子によく使われる。
- パンプキンピューレ(缶詰) 200 g
- 卵 1 個
- モラセス 大匙 2/3
★
Molasses: 砂糖を精製するときに出来るシロップ。非常に濃い黒蜜のようなシロップ。
- プレーンヨーグルト 60 ml
- 牛乳 60 ml
- 植物油 大匙 2
- ストュルーセル トッピング 80 ml
- オーブンを摂氏200度に温める。
- 小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、砂糖、塩、スパイスをよく混ぜ合わせる。さらに、微塵切りにしたナッツを加える。
- パンプキン ピューレ、牛乳、ヨーグルト、モラセス、卵、植物油を別の器に入れてよく混ぜる。
- 2.の粉類に3.のパンプキンを入れて、生地を一つにまとめる。
- 4.の生地をベーキングシートなどを敷いたマフィン型に入れて、表面にストュルーセルトッピングをのせる。温めておいたオーブンで、軽く焦げ目が付くまで、20分~25分焼く。
Pumpkin Pie Spice パンプキンパイ スパイス
- シナモン(粉) 大匙 2
- ジンジャーパウダー 大匙 1
- ナツメグ(粉) 小匙 2
- オールスパイス(粉) 大匙 1
- 全てのスパイスをよく混ぜ合わせる。
Streusel Topping ストュルーセル トッピング
- 中力粉 40 g
- 三温糖 45 g
- 無塩バター 大匙 1
- シナモン(粉) 小匙 ½
- バターは室温にもどしておくか、電子レンジにかけてやわらかくしておく。
- ボールに小麦粉、三温糖、シナモン、バターを入れて、よく混ぜ合わせる。