
Stewed Okra and Tomatoes オクラのトマトシチュー
オクラは、アフリカからアメリカ南部のもたらされた主要な作物のうちの一つで、アメリカ南部ではオクラを使ったユニークな料理がたくさんあります。このシチューは、オクラをトマトで煮込んだもので、夏のサイドディッシュとしてよく作られます。オクラがこのような煮込み料理に好んで使われたのは、オクラの独特なねばりけを利用して、シチューにとろみを出すためだったとも言われています。肉料理などの付け合わせにもいいし、お米に添えられ粉と多いです。トマトのシチューとコーンブレッドは、南部では鉄板の組み合わせです。

トマトは水煮缶を使っていいですが、トマトが旬の時期には、フレッシュなトマトを使ってつくることをお勧めします。オクラは、300グラムほど、トマトは中くらいのものを4つほど使っています。

最初に微塵切りにした玉ねぎとニンニクを、オリーブオイルで炒めます。南部では、伝統的にベーコンを最初に炒めて、その脂を利用して野菜を炒めることが多いですが、今回はオリーブオイルを使って炒めています。

大きめの角切りにしたトマトを加えて炒めて、軽くトマトの水分をとばします。

ブロスを加えて少し煮込みます。

トマトペースト、塩、黒胡椒、オレガノ、タイムを入れて、少し煮込みます。レッドペッパーや、クレオールスパイスなどを使って、もっとスパイシーな味付けにするときもありますが、今回は、とてもシンプルに仕上げています。

最後に2センチ程度に切った、オクラを加えて、3分ほど煮込み、オクラに火が通ったら出来上がりです。

器にもりつけて、好みでパセリや青ネギ、バジルなどのハーブを添えます。

- 玉ねぎ(小) ½ 個
- ニンニク 2 片
- オリーブ オイル 大匙 2
- オクラ 300 g
- トマト(中) 4 個
- ベジタブルブロス 又は チキンブロス 235 ml
- トマトペースト 大匙 1
- 塩 適宜
- 黒胡椒 適宜
- オレガノ 小匙 1
- タイム(乾燥) 小匙 1
- パセリ又は青ネギ(微塵切り) 大匙 2
- 玉ねぎとニンニクは微塵切り、オクラは2センチ程度の長さに切る。 トマト大きめの角切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけて、玉ねぎとニンニクをしんなりとするまでいためる。
- トマトを加えて、1分程度炒めて、軽く水分を蒸発させる。
- ブロス、トマトペーストを加えて、軽くかき混ぜる。さらに、塩、黒胡椒、オレガノ、タイムを加えて、3分程度煮る。
- オクラを加え、オクラに火が通るまで3分程度煮る。 好みで、食べる直前に、微塵切りにしたハーブを添える。
Vegetable Broth ベジタブルブロス
- 玉ねぎ(中) 2 個
- 人参(中) 2 本
- 葉付セロリ 1 本
- 長ネギ 1 本
- きのこ(マッシュルーム、椎茸など) 115 g
- パセリ 2 枝
- ローリエ 2 枚
- ニンニク 3 片
- タイム 2 枝
- 黒胡椒 小匙 ½
- 干しシイタケ 7 g
- トマトペースト 大匙 1
- 干しシイタケは300ml程度の水につけて戻しておく。
- 玉ねぎ、にんじん、セロリの茎、青ネギ、椎茸は、5ミリ程度の薄切りにしておく。ニンニクはスライスしておく。パセリ、セロリの 葉の部分は適当な大きさにちぎっておく。
- 全ての野菜とハーブを鍋にいれる。干しシイタケは、戻し汁とともに加える。材料が十分にかぶるくらいの水を入れる。蓋をしばらく強火にかける。沸騰したら火を弱め、あくを取りながら、弱火で1~2時間程度煮る。
- ざるにあけてスープをこす。
Chicken Broth チキンブロス
- 鶏ガラ 600 g
- 玉ねぎ(中) 2 個
- 人参(中) 1 本
- 葉付セロリ 2 本
- パセリ 2 枝
- ローリエ 1 枚
- ニンニク 1 片
- タイムの葉 3 枝
- 黒胡椒 小匙 ½
- 鶏ガラは内臓、余計な脂肪などは取り除く。
- 玉ねぎはくし切り、にんじんとセロリは適当な大きさの乱切りにする。
- 全ての材料を鍋にいれ、材料が十分にかぶるくらいの水を入れる。蓋をしばらく強火にかける。沸騰したら火を弱め、あくと余計な脂分を取り除きながら、蓋をとって弱火で2~3時間程度、煮詰める。
- 鶏肉から骨が簡単にとりのぞけるようになったら、火をとめる。ざるにあけてスープをこす。