02 朝食とブランチ,  18 パンケーキとクレープ

Whey Pancakes ホエーパンケーキ

ホエー (乳清) で作るパンケーキです。アメリカのパンケーキには、バターミルクを加えて作るレシピが多くあります。このバターミルクのかわりに、ホエーを使ったのが、ホエーパンケーキ (whey pancakes)です。

バターミルクは、アメリカのベーキングには欠かせない乳製品です。バターミルクという言葉の響きから、バターのような濃厚なミルクを想像しがちですが、実際には、非常に薄い飲むヨーグルトのような液体です。伝統的なバターミルクは、バターをチューニングした後に残る液体でした。ホエーは、チーズになった固形物を取り除いた後に残る液体なので、成分としても、バターミルクと似ています。

バターミルクをベーキングに使うと、バターミルクに含まれている酸が、重曹の働きを促進するので、出来上がりがふっくらと仕上がります。バターミルクの代わりに、ホエーを使った場合も、同様の働きが期待できます。バターミルクをよく使う、パンケーキや、ビスケット、マフィンなどは、ホエーを使っても同様に美味しく焼き上がります。

今回は、自家製のリコッタチーズを作ったときのホエーを使っています。リコッタチーズは、生クリームを加えて作っているので、やや濃厚なホエーです。自家製のクリームチーズを作った時のホエーでも、同様に作ることが出来ます。

作り方は、通常のパンケーキと同じです。ホエーを使ったパンケーキは、プレーンヨーグルトで作るパンケーキと比べると、やや軟らかめですが、とてもふわっとした仕上がりになります。小麦粉は中力粉を使っていますが、薄力粉でも同様に出来ます。好みで、オートミールや全粒粉を少し混ぜてもいいでしょう。最初に小麦粉、ベーキングパウダー、重曹、砂糖を篩にかけておきます。

ボールにホエーと卵を入れて、よく混ぜ合わせます。

篩にかけた粉類を加えて、混ぜ合わせます。

最後に食物油を少量加えます。溶かしバターを加えてもいいです。

生地は、作ってから30分くらいねかせておくと、重曹の働きがよくなって、よりふっくらとした仕上がりになります。時間がないときは、すぐに焼いても大丈夫です。

フライパンでパンケーキを焼きます。パンケーキは、焼くときに油をひくと、みぞれ状の模様ができ、油をひかない焼くと、ホットケーキのような均一な焼き上がりになります。アメリカのパンケーキは、みぞれ状の焼き上がりのものが多いです。

全体にふつふつを泡が出来てきたら、ひっくり返します。

反対側にも、軽く焦げ目がついたら、出来上がりです。

Whey Pancakes ホエーパンケーキ
準備時間 : 10分
加熱時間 :ガスコンロの上で20-30分
難易度★★☆
【 材料 8-10 枚分 】
薄力粉 ———————————- 130 g
—- 又は 中力粉 ———————— 120 g
砂糖 ————————————– 大匙 1
ベーキングパウダー ———— 小匙 1½
重曹 ————————————– 小匙 ½
—————————————- 1個
ホエー (乳清) ———————- 235 ml
植物油 ———————————- 小匙 1
【 作り方 】
小麦粉、砂糖、ベーキング パウダー、 重曹を篩にかける。
ホエー、卵を入れよく混ぜ合わせる。
のカスタード液を の粉類に加えて、軽く混ぜ合わせる。最後に、植物油を加えて混ぜ合わせる。
フライパンをよく熱し、植物油(分量外)を薄くひく。 の生地を大匙3~4杯ずつとり、円形に流しいれ、弱火にして焼く。
パンケーキの縁が乾いたら、裏返して、中に火が通るまで、焼く。 の作業を繰り返す。
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