02 朝食とブランチ,  30 アメリカ料理

Green Shakshuka グリーンシャクシュカ

ほうれん草などの緑の野菜をふんだんにつかい、クリームとチーズを加えたソースで作る、緑色のグリーンシャクシュカです。アメリカで一般的な、シャクシュカ (shakshuka) は、トマトベースのソースに、卵を割り入れて作ります。緑のシャクシュカは、ほうれん草、アスパラガス、ブロッコリー、いんげん豆など、好みの緑の野菜と、ハーブをふんだんに入れて作ります。チーズを加えた、こってりとしたソースで仕上げているので、とても食べ応えがあります。

シャクシュカは、本来は、北アフリカがルーツの中東料理で、クミンやコリアンダーなどのスパイスをきかせて、作ります。類似した、トマトと卵を使った料理は、地中海地方や、イタリアやスペインなどにもあります。アメリカでシャクシュカと呼ばれている料理は、必ずしも中東風の味付けとは限らず、これらの卵料理を、総称してシャクシュカと呼んでいます。

この緑のシャクシュカは、ほうれん草をクリームソースで和えた、クリームスピナッチと似ています。クリームスピナッチは、ベビースピナッチとよばれ、大きく成長する前に収穫される、若いほうれん草を使うことが多いですが、シャクシュカは、ほうれん草に限らず、手元にある緑の野菜を臨機応変に使うといいと思います。今回は、ほうれん草をメインにして、アスパラガスを加えています。ベビースピナッチは、生のまま加えて使いますが、通常のほうれん草は灰汁が少し強いので、軽く、熱湯で下茹でをしてから使います。ほうれん草の幹の部分は、少し硬いので、微塵切りにして、葉の部分は細切りにします。アスパラガスも、硬い部分は取り除いてから、3センチ程度に切ります。その他、玉ねぎは微塵切りに、ニンニクは細かい微塵切りにします。

熱湯を沸かして、さっと緑の野菜を茹でます。ほんの1分程度、お湯につければ十分です。

笊にあけて、水気をきっておきます。

フライパンに、バターと玉ねぎ、ニンニクを入れて、中火にかけます。

玉ねぎがしんなりとしたら、小麦粉を加えます。

小麦粉がだまにならないように、よく炒めます。

牛乳を少しずつ加えていきます。かき混ぜながら、とろみが出るまで、火を通します。

クリームチーズを加えて、かき混ぜます。

下茹でした、緑の野菜を加えます。もし、冷凍の野菜を使う場合は、下茹でしないで、このタイミングで加えます。

全体をかき混ぜながら、細かくしたナチュラルチーズや、手でほぐしたフェタチーズなど、好みのチーズを少量加えます。塩、黒胡椒、ナツメグで軽く味を調えます。

小さな窪みを作って、卵を割り入れます。

白身が固まってきたら、火をとめて、予熱で火を通します。好みで、さらにチーズをトッピングします。

食べる直前に、好みのハーブ、薄切りにしたアボカドをトッピングします。

Green Shakshuka グリーンシャクシュカ
準備時間 : 20分
加熱時間 :ガスコンロの上で10-15分
難易度★★☆
【 材料 4 人前 】
ほうれん草 ————————— 330 g
玉ねぎ (小) ————————– ½ 個
アスパラガス ———————— 100 g
ニンニク —————————— 1片
バター ———————————- 大匙 2
中力粉 ———————————- 大匙 1 ½
牛乳 ————————————– 475 ml
クリームチーズ ——————- 85 g
—————————————- 適宜
黒胡椒 ———————————- 適宜
ナツメグ (粉) ———————- 大匙 ½
チーズ (細かくしたもの) —– 大匙 2
フェタチーズ ———————— 30 g
—————————————- 4個
フレッシュハーブ、イタリアンパセリ、香菜、青ネギなど(微塵切り) 適宜
アボカド —————————— 適宜
【 作り方 】
ほうれん草は、硬い茎の部分は微塵切り、葉の部分は粗目の細切りにする。アスパラガスは硬い部分を取り除き、食べやすい大きさに切る。玉ねぎは微塵切りに、ニンニクは細かい微塵切りにする。
沸騰した湯にほうれん草とアスパラガスを入れて、1分間ほど茹でる。すぐに、ざるにあけて、水気を切り、粗熱をとる。
鍋にバターと玉ねぎ、ニンニクを入れてよく炒める。しんなりしたら、小麦粉を加えてよく混ぜる。
牛乳を少しずつ加える。とろみがでてきたら、クリームチーズを加えてとかす。さらに、チーズの半量を加えて、軽くかきまぜる。
のほうれん草とアスパラガスを加えて混ぜる。塩、胡椒、ナツメグを加えて、味を調える。
小さな窪みをつくって、卵を割り入れる。白身が固まりだしたら、火をとめて、蓋をして予熱で火を通す。好みでさらに、細かくしたチーズをトッピングする。
食べる直前に、好みで、刻んだハーブ、薄切りにしたアボカドを添える。
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