02 朝食とブランチ

Shakshuka シャクシュカ

シャクシュカ (shakusuka) トマトを煮込んだソースに、卵を割り入れて作る料理です。シャクシュカと言う名前はアラビア語で、シャクシュカという料理自体は、北アフリカがルーツとされています。しかし、類似したトマトと卵を使った料理が、世界中にあり、アメリカではその中でも、シャクシュカがもっとも有名なので、類似したトマトと卵を使った料理を 総合して、「シャクシュカ」 と呼んでいます。シャクシュカ以外には、スパニッシュエッグ (Spanish Eggs) と呼ばれたり、 Eggs in Purgatory などと呼ばれることもあります。もっとも、シャクシュカというから、中東風に作る、Spanish Eggs だから、スペイン風、とはっきりと区別されているわけではありません。アメリカでは、卵料理は、朝ごはんに食べるからという意識が強いので、残ったトマト缶などで作る、ちょっと変わった朝ごはんメニューという位置づけで、手元にある食材やスパイスを使い、それぞれの好みに応じた、様々なシャクシュカを楽しんでいるという感じです。

世界中にある、類似した「シャクシュカ」は、だいたい以下の通りです。

  • Shakshuka シャクシュカ : 北アフリカがルーツで、中東地域に広く広まったと言われています。スパイス使いに特徴があり、クミンやコリアンダーなどを使います。シャクシュカは、アラビア語で、ごちゃまにする、という意味です。トマトソースに卵を絡めて食べるのが、「シャクシュカ」の正しい食べ方といってもいいでしょう。
  • Menemen メネマン : メネマンはギリシア語で、こぼれる、又は覆われるという意味です。ギリシアやトルコなど、地中海地域のシャクシュカです。フェタチーズや、ピタパンが添えられます。
  • Huevos a la flamenca (Spanish Eggs) : フラメンコがさかんな、スペインのアンダルシア地方のシャクシュカで、スパイシーなソーセージ、チョリソーや生ハム、マンチェゴなどのチーズが加えられることもあります。スペインでは、卵を食べるのは、朝ごはんとは限らないので、タパスの定番メニューの一つです。
  • Uova in Purgatorio (Eggs in Purgatorio) : イタリアン版のシャクシュカです。purgatorio というのは、煉獄と言う意味で、なんだかおどろ脅しいです。イタリアンソーセージを炒めて加えたり、パルメジャーノチーズが添えられたりします。
  • Heuvos Rancheros (rancher’s eggs) : メキシコ版のシャクシュカです。スペイン語で牧場の卵という意味です。サルサを加えて、トルティーヤを添えるのが、メキシコ風です。

「シャクシュカ」に共通している食材は、卵とトマトで、他には玉ねぎ、ニンニク、フレッシュなハーブが使われることが多いです。トマトはフレッシュなものでも、水煮缶でもいいです。その他、ピーマンやパプリカ、アスパラガス、グリーンピースなどの野菜が加えられたり、イタリア風に、ブレックファストソーセージを炒めたり、ひよこ豆などの豆類が加えられることもあります。

玉ねぎとニンニクは微塵切り、トマトは角切りにします。

フライパンにオリーブオイルと玉ねぎを入れて中火にかけ、しんなりとするまで炒めます。

続いてニンニクを加えます。

フレッシュなトマトか、トマトの水煮缶を入れます。水煮缶は、400グラム程度の缶詰を一缶使います。今回は中くらいのトマト3個に、トマトペーストを加えて作っています。缶詰のトマトで作る場合は、トマトペーストは入れなくてもいいと思います。

トマトペースト、スパイス、微塵切りにしたハーブ、塩を加えて混ぜ合わせます。スパイスは、今回はシンプルにパプリカと黒胡椒だけを加えています。ハーブは、イタリアンパセリが使われることが多いですが、バジル、青ネギ、香菜など、好みのものや手元にあるものを使うといいでしょう。

トマトソースにくぼみを作って、卵をそっと落とします。一度、別の器に卵を割り入れてから、フライパンに流し入れるようにすると、失敗しません。

予熱でも火が通るので、卵の白身が固まりだしたら、火を止めます。卵の黄身を黄色くのこしたいときは、蓋をしめないで火を通すことがポイントです。ただし、卵が黄色い色なら、半熟であるとは限らず、表面は半熟でも、中の方は火が通ることがあるので注意が必要です。黄身の部分が卵白に覆われているので、見た目はうっすらと白っぽくなりますが、蓋をして、短時間で火を通してしまった方が、黄身が半熟のまま、短時間で全体に満遍なく火が通るので、楽に調理できます。

食べる直前に、さらにフレッシュなハーブを散らします。好みのパンを添えて、黄身を崩しながら食べると美味しいです。

【 材料 2-4 人前
  • 玉ねぎ(小) 1
  • オリーブ オイル 大匙 2
  • トマト(中) ¾
  • トマトペースト 大匙 1
  • 卵 4
  • パプリカ 小匙 1
  • 塩 適宜 
  • 黒胡椒 適宜 
  • フレッシュハーブ、イタリアンパセリ、香菜、青ネギ、バジルなど(微塵切り) 適宜
【 作り方 】
  1. トマトは角切りにする。玉ねぎ、ニンニクはそれぞれ微塵切りにする。
  2. フライパンにオリーブオイルを入れて、中火にかける。玉ねぎを入れて、しんなりするまで炒める。続いて、微塵切りにしたニンニクを加えて、香りがたつまで軽く炒める。
  3. トマトを入れて、軽くかき混ぜる。さらに、トマトペースト、パプリカ、微塵切りにしたハーブ、塩、黒胡椒を加えて、混ぜ合わせる。
  4. トマトソースに、直径3センチ程度のくぼみをつくって、卵を割り入れる。白身が固まりだしたら、火をとめて、予熱で火を通す。
  5. 食べる直前に、さらに刻んだハーブをふりかける。
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