Homemade Ricotta Cheese 自家製リコッタチーズ
リコッタチーズはイタリア料理でよく使われるチーズです。もともとは、モッツアレラチーズを使った後に出来る、乳清 (ホエー) を再利用して作るチーズで、レコッタと言うのは、「再度煮る」と言う意味です。もともとイタリアででは、リコッタは、水牛や羊、山羊のミルクを使ってつくるものでしたが、今日のアメリカのリコッタチーズは乳牛のミルクが使われることが多いようです。この自家製のリコッタチーズは、牛乳と生クリームからつくる、非常にシンプルなものなので、家庭で簡単に手作りできます。作り方自体は、インドのパニールと基本的には同じです。パニールよりは、短時間で水切りをして、少し柔らかめな仕上がりにします。
リコッタチーズは、ヨーグルトのように、蜂蜜や好みのフルーツジャムなどを添えて、そのまま食べてもおいしいです。サラダのトッピングに使ったり、チーズケーキやパンケーキに加えたり、お菓子作りにも使えます。アメリカではラザニアを作るときに、ペシャメルソースではなくて、リコッタチーズを使います。とても応用範囲が広いチーズなので、少し多めに作っておくと、とても重宝します。
リコッタチーズの必要な材料は4つだけです。牛乳、生クリーム、塩、レモン汁です。牛乳だけで作ることもできますが、ある程度の乳脂肪分があった方がいいので、生クリームを1割程度混ぜると、仕上がり良好です。レモンは、1個で約60ml程度の果汁が絞れるので、2個のレモンを使います。下記のレシピでは、牛乳は1ガロンと大量に使うので、大きな鍋が必要になります。さらに、チーズを作ったときにできる乳清をこすために、大きなざるとボール、目の粗い清潔な布が必要です。私はドラックストアで売っている、医療用のガーゼを2枚重ねてこしています。
まず、大きめの鍋に牛乳、生クリーム、塩を入れて中火にかけます。途中でときどきかきまぜます。
牛乳が摂氏85度くらいまで温まったら、火を止めて、レモン汁を加え、ゆっくりとかきまぜます。そのまま5分程度放置すると、分離してきます。レモンが小さいときや、レモンの酸味が少なすぎるときなどは、少量のお酢を足して調整してください。
おぼろ豆腐のようになったら、ざるにあけて水気を切ります。大きなボールに笊をセットします。
医療用のガーゼを2枚重ねます。晒などの布を使ってもいいです。
ざるにあけて、水分を切ります。30分程度から、1時間くらいで完成です。ざるの底が乳清につかないようにして、しっかりと水切りします。
最後に、布の四方をもちあげて、軽く水気を切ります。
Homemade Ricotta Cheese 自家製リコッタチーズ
加熱時間 :ガスコンロの上で10-15分
冷却時間 :60分
難易度— :★★☆
•生クリーム ————————— 355 ml
•塩 —————————————- 小匙 1
•レモン汁 —————————— 60 ml
❷温度が摂氏85度程度になったら火をとめる。レモン汁を加えて、ゆっくりとかき混ぜる。
❸そのまま5分程度おく。チーズになる固形成分が分離して乳清ができたら、細かい布をかけた笊をつかってこす。
❹30分から一時間程度おいて、水分をきる。