
Lasagna ラザニア
ラザニアは言うまでもなくイタリアの料理ですが、とてもアメリカの食卓にはなじみ深い一品です。ボロネーゼソースを多めに作っておけば、簡単にできます。

アメリカ式のラザニアのレシピは、べシャメルソースを使ってつくるものと、リコッタチーズもしくはカッテージチーズを作って作るものの2タイプあります。おそらくペシャメルソースを使うものが、本場のイタリアの方法に近いと思うのですが、最近のアメリカのレシピでは、リコッタチーズを使う方法が圧倒的に多くなっています。べシャメルソースを作るよりかは、リコッタチーズをそのまま使う方が、圧倒的に簡単だからだと思います。
べシャメルソースのラザニアは何度も作ったのですが、リコッタチーズのラザニアは作ったことなかったので、挑戦してみました。リコッタチーズが手元になかったので、牛乳と生クリームから作った自家製のリコッタチーズを使いました。
リコッタチーズを使ったラザニアは、べシャメルソースを使ったラザニアに比べると、少し濃厚な仕上がりになりました。リコッタではなく、脂肪分が少ないカッテージチーズを使った方が、もっとさっぱりと食べれれるかもしれません。
べシャメルソースを使うにせよ、ラザニアを美味しく作る秘訣は、チーズの選び方にあるように思います。トマトソースとのバランスを考えて、自分の好みのチーズを選んでいくのが良いかと思います。
では簡単に作り方を紹介します。
まず、リコッタチーズは卵とパルメザンチーズ、バジルを加えて、混ぜ合わせます。

ラザニアは茹でないでそのまま使えるタイプのものもあります。茹でる必要がる場合、一度にゆでるとくっついてしまって使いにくいので、一層分ずつゆでます。完全に火を通す必要はないので、3分くらい茹でれば十分です。

ベーキングディッシュにボロネーゼソースを敷きます。

続いて、リコッタチーズとモッツァレラチーズをのせます。

その上にラザニアをのせます。

この作業を繰り返し、最後にモッツァレラチーズで終わるようにします。焼くときは、アルミホイルをかぶせてやき、チーズが溶けてきたらアルミホイルをはずし、さらに表面に焦げ目をつけるようにして焼き上げます。

Prep: 20 minutes
Bake: 30 minutes
Serves: 11 x 7-inch (28 x 18 cm) baking dish
- ラザニア 8 枚
- ボロネーゼソース 710 ml
- リコッタチーズ 950 ml
- バジルの葉 20 枚
- 卵 20 個
- モッツァレラチーズ 350 g
- パルメジャーノチーズ(摩り下ろす) 60 g
★
Parmigiano Reggiano: ハードタイプのイタリアのチーズ。摩り下ろしてパスタに添えるたり、用途は幅広い。
- オーブンを400F°(205C°)に温める。
- バジルは粗いみじん切りにする。
- リコッタチーズに卵、パルメザンチーズを加えて、泡立て器でよく混ぜ合わせる。最後にバジルを加えてまぜる。
- ラザニアを熱湯でゆでる。
- ベーキングディッシュに、ボロネーゼソースの4分の1をしく。続いて、2.のリコッタチーズをのせる。最後にモッツァレラチーズをのせ、ラザニアをのせる。
- 4.の作業を繰り返し、最後にモッツァレラチーズをのせる。
- アルミホイルをかぶせて、温めておいたオーブンで15分程度焼く。アルミホイルをとって、表面に焦げ目がつくまで焼く。
Bolognese Sauce ボロネーゼソース
Prep: 15 minutes
Cook: 2-3 hours
Serves: 4-6
- 玉ねぎ(中) 2 個
- セロリ(中) 1 本
- 人参(小) 1 本
- ニンニク 2 片
- オリーブ オイル 大匙 2
- 445 g
- トマト水煮缶(角切り) 445 g
- 赤ワイン 120 ml
- トマトペースト 大匙 2
- オレガノ 1 小匙
- タイム(乾燥) 小匙 1
- パプリカ 小匙 1
- ローリエ 1 枚
- ナツメグ(粉) 小匙 ½
- 塩 適宜
- 黒胡椒 適宜
- 赤ワインビネガー 小匙 1
- 玉ねぎ、セロリ、人参、ニンニクはみじん切りにする。
- 鍋を中火にかけて、オリーブオイルを入れて、1.の野菜をしんなりとするまで炒める。
- 牛ひき肉を入れて、さらに炒める。スパイス類と塩、胡椒を加える。
- 赤ワインを加えて、沸騰させる。トマトの水煮缶、セロリの葉、ローリエ、トマトペースト加えて軽く混ぜ合わせる。2時間半程度、弱火で煮込む。
- 最後に塩、胡椒、赤ワインビネガーで味を調える。
Homemade Ricotta Cheese 自家製リコッタチーズ
Prep: 5 minutes
Cook: 10-15 minutes
Serves: 1000 ml
- 牛乳 3790 ml
- 生クリーム 350 ml
- 塩 小匙 1
- レモン汁 60 ml
- 鍋に牛乳、生クリーム、塩を入れて、中火にかける。時々かき混ぜながら、沸騰直前まで蓋をしないで温める。
- 温度が摂氏85度程度になったら火をとめる。レモン汁を加えて、ゆっくりとかき混ぜる。
- そのまま5分程度おく。チーズ成分が分離して乳清ができたら、細かい布をかけたざるをつかってこす。
- 30分から一時間程度おいて、水分をきる。


