Mexican Rice メキシカンライス

メキシカンライスは、テックスメックス料理の定番のサイドディッシュで、トマトを加えて炊いた、シンプルなお米料理です。スパニッシュライス (Spanish rice) とも呼ばれます。料理の名前に国名がついている場合、多くの場合、その国では、別の名前でその料理が呼ばれていることがほとんどです。メキシカンライスと言う呼び方は、アメリカでの呼び名で、メキシコでは、アローズローホー (arroz rojo) という呼ばれることが多く、red rice と意味です。アメリカ南部のレッドライス、 ローカントリーレッドライス と似ていますが、メキシカンライスは、トマト以外の具材はほとんど加えないで作り、トマトの量は少な目で、クミンやオレガノなどの、メキシコ風のスパイスが効いています。それだけで食べるよりも、リフライドビーンズや、チリ、タコスやサルサなど、主菜や副菜とともに頂きます。

インド米やタイ米などの、長粒米を使います。お米は軽く洗ってから、笊にあけて、水気をきっておきます。

鍋にオリーブオイルをひいて、中火にかけます。お米と、微塵切りにしたニンニクを加えて、よく炒めます。

スパイスと塩を加えます。クミン、オレガノ、カイエンヌペッパーを使っています。辛さを控えたい場合は、カイエンヌペッパーではなくて、パプリカを使います。クミンとオレガノは、メキシコ料理には欠かせないスパイスで、この二つのスパイスを組み合わせて使うことで、簡単にメキシコ風の味わいになります。

スパイスが全体に混ざり合うように、お米を炒めます。

トマトピューレとブロスを加えます。ブロスはチキンブロスかベジタブルブロスを使います。ブロスがない場合、水を加えます。ブロスが使わなくても、スパイスとトマトの風味だけで、十分に美味しくいただけます。

中火で蓋をして、沸騰するまで煮ます。沸騰したら火を弱め、約10分程度煮ます。途中で様子をみて、米がまだ硬くて、水分が足りないようだったら水を足して調整します。お米に8割ほど火が通ったら、火を止めて、蓋をして、15分程度蒸らします。

炊き上がったら、フォークなどを使って、お米がひっつかないように、軽く全体をほぐします。長粒米は、お米一つ一つがくっつかないで、ぱさぱさとした食感に炊き上げるのが理想とされています。お米が熱いうちにほぐしておかないと、お米どうしがひっついてしまい、団子のようになってしまうので、炊き上がったら、お米をつぶさないように注意して、フォークでほぐしておくのが、ポイントです。丁度、日本のお米を炊いたときも、炊き上がったら、しゃもじで全体をさっくりとまぜあわせておくようにするのと、同じような感覚です。

好みで、香菜、サルサやホットソース、タバスコなどを添えます。

ブログランキングに参加しています。
沢山の応援ありがとうございます(^^)/